
柳会長、来日!
2015/02/01
昨日、高麗手指鍼の創始者であり、高麗手指鍼学会長でもある「柳泰佑(ユー・テウ)氏」が韓国から来日され神戸で講習会がありました。神戸に来られるのは初めてということで、いつもは空席のあるセミナーハウスが満員でした。
治療家だけでなく一般の方も参加されていましたので、脳と手の関係を非常に分りやすく解説されとてもわかりやすい内容でした。その中でも特に印象深かったことは「手は脳を支配している」と言われたことです。手をよく使うとボケ防止になるということはよく言われています。手を動かすことで脳が刺激され、脳の血流が保たれ脳の機能低下を防ぐというものですが、それは手の刺激の仕方で脳の血流量が変化するわけですから、即ち手の状態のよって脳の状態が変わってくるということになります。
手は脳を支配する!
一般的には脳が身体全体を支配していると考えられていますが、全く逆の発想ですね。そのお話を聞いた後で、手の運動をしました。グとパを100回ほど繰り返したのですが、そうすると背中辺りがじんわり温かくなってくるのが感じられました(結構しんどかったですが・・・)。普段ウォーキングでも身体が温まってくるには10~15分はかかりますが、手を数分動かすだけで身体が温かくなってくるのは本当に不思議です。手を動かすことで脳の血流量が変わり、脳の血流量が変わることで全身をコントロールしている脳の働きもよくなり、そうなることにより全身の血流がよくなっていく訳です。これは手への刺激が脳、そして全身へと影響している証拠ですね。普段から手の運動をすることで脳のいい状態が保たれ、そうすることで全身の血流も改善され身体の状態もよくなります。手を動かすだけですので、お金もかからずいつでもどこでもで簡単にできる究極のセルフケアです。
普段から特に調子が悪くない方でも、以下の様な刺激をマメにすることにより身体のケアになります。
①グとパをする
②手のひら、指のマッサージ
③手を組んで手首をまわす
是非、お試しください。
3時間という短い時間でしたが、とても有意義な時間でした。
段取りしていただいた先生方、ありがとうございました。
颯鍼灸院
上田貴弘